研究紹介

研究方針

研究方針

論理的思考力を情報収集力・検索力・構成力・分解力・具体化力・視覚化力・発想力・推理力・洞察力・直観力といった視点から分析し,それをさらに基礎学習能力・基礎学力・論理力といった教育的視点から統合して,具体的教育方法と教材の開発をめざしております。

教えても理解できない子,言い聞かせても態度の改まらない子…… 
これらの子どもに対して「やる気がない」とか「聞き分けがない」といった評価がなされる場合もあるようですが,これは目の前の子の顕在化した言動を対象とした視点からの結論のように思われます。

しかし,研究半ばではありますが,子どもの顕在意識より,潜在意識を対象とした教育的視点をもった指導をしなければ根本的解決はなされないと思います。

例えば,一時的音声キープ力が20文字の子どもに対して一気に30文字の指示を出したとしても,肝心な最後の10文字は届いていないことになります。
これでは,「聞き分けがない」のではなく「指示が届いていない」というだけのことなのではないでしょうか。

また,集中力が1分しか続かない子に対して2分連続で説明したとしても後半の1分は説明を受けていないことになります。
この時「これだけ教えたのになぜ分からないのだ」と言ってみた所で問題は解決しません。

先ずは,学習をするために必要な基本となる能力をしっかり養成してやることが必要だと思われます。
その基礎学習能力は潜在意識下に格納されている知識量や構築されたロジックの数に比例するように思われます。

これからもこの視点からの研究を深めていきたいと考えております。

 

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