研究所概要

日本教育工学研究所は、現在の教育制度で主流となっている集団授業を中心とする年齢別の画一的教育に代わる一つの選択肢として、日本に伝統的に存在した段級制に代表される、自学自習を中心とした個人別到達度教育を研究するために、2003年に設立されました。

その最終的な目的は、研究の成果を実践的な教育手法として体系化することで、自学自習を中心とした個人別到達度教育を、日本のみならず世界の教育現場において活用できるオルタナティブな指導法として提供することにあります。

 

・所長挨拶  

現代の教育の問題点は、公的教育と民間教育の役割分担が適切になされていないところにあります。
江戸時代では支配者階級の教育は藩校で行い、庶民教育は寺子屋で行われていました。藩校では剣術、兵学まで教え、寺子屋では「読み書きそろばん」から日常生活での立ち居振る舞いなどを教えていました。この点においては公的教育と民間教育の役割分担が適切に行われていたといえるでしょう。

しかるに、明治政府は時代的背景もあり国是を「富国強兵」としました。そして、富国を達成するために、地租改正により徴税権を集中させ、更に殖産興業によって税収を上げる政策をとりました。また、強兵を達成するために国民に兵役の義務を課しました。
そして、国策遂行に必要な国民意識と知識、技術を持った国民にするために、画一的な義務教育を課することが必要となり、明治五年の学制で五万三千七百六十の小学校が設置されました。その後の政策とも相まって「富国強兵」を実現することができたわけですが、日本も世界の歴史の流れに逆らうことはできませんでした。特に第二次世界大戦では人類としての犠牲者は七千万人とも言われていますが、日本だけとっても三百万人以上の方が犠牲になられたという説もあります。

この事実から見ても、人類は未だ釈尊、キリスト、ムハンマドの教えによって精神的脱皮をしていないということができるでしょう。ただ、この大戦は人類にとっても反省材料とはなっているようです。寛容と忍耐の文化を持つ日本国民としても痛恨の極みと言わざるをえません。現在の世界史の流れを見ると国の支配者は未だ領土・領海を基本とした意識を持っており、国家間の交渉も軍事力を背景としてなされている場合も多々あるようです。
しかし、インターネットの普及に伴い広範囲の個人間のコミュニケーションが活発になるにしたがって、支配者によって形成される国民意識は薄れ、世界人としての意識がだんだん形成されてくると思われます。その結果、国家の定義が権力的視点からではなく文化的視点からなされる時代も来るでしょう。

そのような視点から今後の教育制度を考えると、将来国家運営に携わる政治・行政の希望者を教育する国立教育機関とそれ以外を目指す民間教育機関に分けるとよいと思います。
そして、国立教育機関の教育内容は将来進みたい分野を考慮して決定するとよいと思います。例えば、外交官になりたい人は、小学校から複数外国語を学び、中高ではその期間の半分を海外留学に当てるというのもよいでしょう。また、民間教育の内容は個人が決定すればよいのです。例えば、スポーツや芸術に進みたい人は独立クラブ中心の生活ができる教育内容にするといった形です。
いずれにしても、社会生活ができるための最低限の内容は国が義務教育として定め、その達成度の評価も国がすれば国家の意思は実現できます。つまり、庶民教育はすべて民間教育機関が担い国は評価機関に徹するということです。

このような視点から、現代の教育問題の解決法を見出そうとするときには、国の視点、地域社会の視点、個人の幸福追求の視点の三つの視点から考察した上で、それらを止揚し調和をはからなければなりません。そして、徐々に個人の幸福追求の視点に重心を置いた解決法に移行していくのがよいのではないでしょうか。

最後に、日本教育工学研究所では現在多くの新規プロジェクトが立ち上がり、高い志を持った優秀な若い人材が数多く集ってきております。ここでの成果は日本が抱える教育の問題点の解決に大きく寄与するとともに、世界にも発信できると確信しております。日本教育工学研究所は世界全域に門戸を開放しておりますので、志をもって参集して下さい。

日本教育工学研究所 
所長 田中保成

 

・研究所理念

日教研は、学問の考究を通じて、しなやかな知性、頼もしい意志、豊かな情感を培い充実した人生を送るとともに、人生を共有する人に感謝しつつ、社会貢献の志をもって広く活躍する人物を育成することを目的としています。

 

・沿革

2003年 
7月23日
設立
2005年 教育ソフト「計算道」完成
教育ソフト「和流算数シリーズ」完成
『田中メソッド 算数トレーニング-子どもたちのつまずくポイントがわかる』丸善 出版
2006年 「和流算数シリーズ」埼玉県ベンチャー企業優良製品コンテスト入選
『お母さんと学ぶ東大への算数』ポプラ社 出版
2007年 「計算道」「和流算数シリーズ」公的教育施設に導入
東京都文京区音羽に私塾「音羽塾」設立
2008年 「ぼくもできた算数シリーズ」開発開始
『あなたにも解ける東大数学』PHP新書 出版
『消える学力、消えない学力-算数で一生消えない論理的思考力を育てる方法』ディスカヴァー携書 出版
2009年 『使える学力、使えない学力-国語で一生使える論理的思考力を育てる方法』ディスカヴァー携書 出版
『田中メソッドで書く大学受験小論文―伝わる文章で合格を勝ち取る』土屋書店 出版
『田中メソッドで書く 就職小論文-立場を見破り、思わくを見抜く』土屋書店 出版
2010年 「ぼくもできた数学シリーズ」の開発開始
「ぼくもできた算数シリーズ」の完成
和泉地区学校支援本部主催「和泉手習い塾」(杉並区立和泉中学校内)塾頭に就任
『地頭力も合格力も鍛える 最強ドリル 統計』ディスカヴァー・トゥエンティーワン 出版
『五七五でみにつく1年生のかん字-自分でつくるからおぼえられる』ポプラ社 シリーズ出版(1-6年生)
2011年 埼玉県中学生思考力チャレンジ大会作成検討委員に就任
BunBu学院顧問に就任
『田中メソッドで書く 就職小論文-立場を見破り、思わくを見抜く』滋慶出版/つちや書店 出版
『田中メソッドで書く 大学受験小論文-伝わる文章で合格を勝ち取る』滋慶出版/つちや書店 出版
2012年 埼玉県中学生思考力チャレンジ大会問題検討委員に就任
埼玉平成高等学校受験指導アドバイザーに就任
算数教材「わでか教本」完成
算数教材「わでかスペシャル」完成
2013年 『一生つかえる国語力が3週間で身につく本』明日香出版社 出版
2014年 田中メソッドの電子書籍化の開始
2015年 『2010-2015年大学入試センター試験 過去問題解説 数学Ⅰ・A』 Kindle版 出版
『2010-2015年大学入試センター試験 過去問題解説 数学Ⅱ・B』 Kindle版 出版
『2014-2015年東京大学(前期日程)入試問題詳説 数学(文科)』 Kindle版 出版
『2015年東京大学(前期日程)入試問題詳説 物理』 Kindle版 出版
2016年 東京都文京区本郷に日本教育工学研究所移転
支援先企業として、大学受験向け学習サロン「PARARIA」設立
各教科教材開発に着手
2017年 「田中メソッド研究会」を発足
『わでか教本 算数 小学校1-6年生』 Kindle版 出版
『わでか教本 数学 基礎(A)問題 中学校1-3年生 わでか教本』 Kindle版 出版
『わでか教本 数学 練習(B)問題 中学校1-3年生 わでか教本』 Kindle版 出版
『わでか教本 数学 チャレンジ(C)問題 中学校1-3年生 わでか教本』 Kindle版 出版
2018年 『東大に「落ちる子」と「合格する子」の中高6年間の勉強週間』明日香出版社 出版

 

・研究所概要

団体名 日本教育工学研究所
代表者 田中 保成
所在地 〒113-0033
東京都文京区本郷5丁目1-16VORT本郷2F
設立 2003年7月23日
メールアドレス info@neelab.jp

 

 

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